親知らずは抜いたほうが良いのか?
- コラム
親知らずを抜くべきかどうかは、実はそれぞれの患者さんのお口の中の状況によって変わります。もし親知らずが正常に生えていて、他の歯にも悪影響を及ぼしていないのであれば、無理に抜く必要はありません。
しかし、多くの場合で見られるのは、親知らずが斜めに生えていたり、部分的にしか出てこなかったりするケースです。こうした状態が続くと、歯並びや隣接する歯に悪影響を与えることがあるため、このような場合には親知らずを抜くことをお勧めします。
さらに、親知らずが完全に生えずに歯肉の中に埋まっている状態では、周囲の組織に炎症が発生するリスクがあります。このようなリスクを未然に防ぐために、予防的に抜歯を検討することも必要です。
親知らずを抜くかどうかの具体的な判断は、歯科医としっかり相談し、自分の口の中の状況を確認した上で決めることが大切です。