たばことインプラント治療
- コラム
こんにちは。
市川市にある歯医者【上田歯科医院】です。
多くの歯科クリニックがインプラント治療を受ける方にタバコを控えるよう勧めています。インプラントとは、失われた歯を補うために、人工の歯根をあごの骨に埋め込む治療方法です。これは、ちょっとした技術ではなく、時間と丁寧な手順を要するもの。では、なぜこの大切な時期に喫煙が推奨されないのでしょうか？ここでは、インプラント治療と喫煙の関係、そして喫煙者がインプラント治療を受ける際に気をつけたい３つのポイントを、わかりやすく、解説いたします。
治癒力の低下
タバコに含まれるニコチンなどの成分は血管を収縮させ、血流を悪くします。インプラントはあごの骨にしっかりと結合して初めて成功と言えるのですが、喫煙により血流が悪くなると、骨とインプラントの結合がうまくいかず、治療に必要な時間が長引いたり、最悪の場合、治療が成功しないこともあります。
感染リスクの増加
喫煙は、口腔内の健康状態を悪化させることが知られています。歯肉炎や歯周病など、感染のリスクを高め、これがインプラントの周りの組織に悪影響を及ぼすことがあります。インプラント治療後の回復期においては、特に口腔内を清潔に保つことが大切ですが、喫煙はその努力を台無しにすることも。
治療結果の不安定化
長期的に見ても、喫煙はインプラントの成功率を下げる原因となります。喫煙によって引き起こされる口腔内環境の悪化は、インプラントが長持ちしない可能性があることを意味します。成功した治療であっても、喫煙習慣により、その結果が不安定になるリスクがあります。
喫煙者のインプラント治療への取り組み方
お口のケアは基本からしっかりと
歯磨きはお口の健康を守る最も基本的な習慣です。特に、インプラント治療を受けた後は、普段以上に丁寧なブラッシングが求められます。これは、歯周病を防ぐだけでなく、喫煙による口腔内のリスクを減らすことにもつながります。インプラント周りは特に注意が必要で、喫煙がその健康を脅かす可能性があります。さらに、定期的な歯科検診を通じて早期に問題を発見し、予防することが大切です。
治療期間中の禁煙は、健康への一歩
インプラント治療は、手術から完治まで、しばらくの時間が必要です。この重要な期間において、喫煙は避けるべきです。禁煙は治療成功のための重要なステップであり、治煙の良い機会とも言えます。治療中の禁煙が難しいと感じる場合は、歯科医と相談し、禁煙補助グッズ（ガムやパッチ）の使用を検討するのも良いでしょう。
インプラント治療中の禁煙は、多くのクリニックから推奨されています。これは、インプラントの寿命や成功率に直接関わるためです。
下総中山でインプラント治療をお考えなら上田歯科医院へ
